日本の伝統文化茶道について解説します

茶道の作法~釜の拝見

7ci.jpg床の拝見がすんだら、次は釜の拝見です。
今回は釜の拝見について説明します。

少し話しが脱線しますが、茶道は主客の一体感を旨とし、茶碗に始まる茶道具や茶室の床の間にかける禅語などの掛け物は個々の美術品である以上に全体を構成する要素として一体となり、茶事として進行するその時間自体が総合芸術とされています。

つまり一つ一つの作法などが有機的に結びついて日本の伝統芸術足りえているのです。

釜の拝見の作法にも重要な意味があるのです。それを実践する事によって感じ取って頂ければと思います。

さて本題に戻します。

床の拝見が終わったら、踏込畳(お点前をされる方の入り口)の前へ行って、道具畳(お点前の道具が置かれている畳)へ進みます。道具畳では、風炉または炉の前に座って、扇子を膝前において、両手を前についたまま、拝見します。棚があれば、棚や飾ってある水指や茶器などを拝見します。

釜の拝見でも各流派ごとの特色があるので三千家の作法はしっかりと覚えておきましょう。


表千家
風炉の場合は、風炉釜の前に座り、釜や炭の様子、風炉先、棚があれば棚や飾ってある水指や茶器などを拝見します。炉の場合は、最初に炉正面へ向いて座り、釜や炉中の様子、炉縁などを拝見し、棚があれば、棚前に向き直って、拝見します。道具畳での拝見にはおじぎはしません。

裏千家
かぎ畳を回って点前座にすすみます。風炉釜の正面に座り、釜や風炉、灰形を拝見します。棚があれば、畳中央に座り扇子を前にして棚や飾ってある水指や茶器などを拝見します。炉の場合は、最初に炉正面へ向いて座り、釜や炉中の様子、炉縁などを拝見し、棚があれば、棚前に向き直って、棚や飾ってある水指や茶器などを拝見します。道具畳の拝見では礼はしません。

武者小路千家
畳のへり角を通って踏込畳から点前畳にすすみます。釜正面に座り、扇子を前にして、一礼します。棚のある場合は、まず棚に向いて軽く一礼し拝見し、そのあと釜正面に向きます。

釜の拝見が終わりましたら、扇子を持って立ち上がり、茶道口の前に戻って、自分の席につきます。
何事も経験と学習なのでしっかりと覚えておきましょう。

カテゴリー

関連スポンサーPR情報

サイト内検索


RSS2.0