日本の伝統文化茶道について解説します

茶道の作法~お辞儀の仕方

茶道とはただお茶を飲むのではなく、点前を通じ規律正しさ、人との接し方、手の運びや身体全体の動作など、儒教で言うところの五つの徳(仁・義・礼・智・信)にかなった行動を教え導くものです。

その五つの徳(仁・義・礼・智・信)にかなった行動をしっかりと出来るようになるためにも茶道における作法を身につける必要があるのです。

今回はお辞儀の仕方について各流派ごとの解説を加えたいと思っています。

表千家流のお辞儀の仕方

両手を八の字につきます。
このとき、女性は両手を約七~八センチあけ、男性は二十センチほどあけます。頭だけを下げるのではなく、体全体を前に下げるつもりで、三十度くらいの角度に自然にお辞儀します。

裏千家流のお辞儀の仕方

両手の指先を揃えます。
お辞儀は、「真」、「行」、「草」の三種類のお辞儀があります。
「真」のお辞儀は、 両手を静かに膝の前に下ろし、手が下がるにつれて上半身を自然に前へ進め、掌を全部畳に付けます。背筋を伸ばしたまま、お腹を膝に付けるくらい上体を前にかがめます。掛け物を拝見したり、主客の総礼、客がお茶を頂くときにします。
「行」のお辞儀は、背筋を伸ばして上体を前にかがめ、手の指の第二関節から先が畳に付くまで下げます。客同士の挨拶のときにします。
「草」のお辞儀は、指先を膝の前の畳に付けて、上体を軽く前に下げます。 亭主が点前の途中でします。

武者小路千家流のお辞儀の仕方

両手は、左手が前になるように、膝前で軽く合わせ、指先を軽く畳につけ、背筋を伸ばし丁寧に頭を下げます。

お辞儀をする上で一番大切な事は、頭を上げるときに早く上げすぎたりして軽々しくみえることのないように注意して心がける事です。下げるときよりも心もちゆっくり上げます。このようにすれば自然に丁寧な印象を相手にあたえることができます。


このように相手に対して気を配りる事をごく自然にできるようになった時、自然と五つの徳、仁・義・礼・智・信にかなった行動を当たり前のようにできるようになるのです。

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