茶道の作法
正座の姿勢
正座の姿勢一つとってもそれぞれの流派により個性があります。
今回は正座の姿勢について各流派の姿勢を紹介いたします
表千家
男性は、両膝を安定する程度に広く開けて、女性は両膝の間にこぶしがはいるくらいあけて、ふつうは右足の親指を下に、左足の親指を上にして、足の親指だけ を重ね、腰と胸をはるようにして正座します。
手は、亭主は両膝の上に置き、客は手組して膝の上に置きます。右手左手どちらが上でも自然にします。
裏千家
男性は、両膝の間にこぶしが二つ、女性は両膝の間にこぶし一つがはいるくらいあけ、足は親指が重なる程度にかかとを開いて、腰をのせます。
両ひじを、男性 はこぶしを横に、女性はこぶしを縦にした形が入る程度に軽く張り、背筋をまっすぐに伸ばし、あごを少し引くようにして、顔はまっすぐ前方を見て正座しま す。
亭主は、両脇に卵が一つ入るくらいに肘をはなし、両手は自然に指をそろえ膝上に置きます。客は右手を上にして膝上で軽く組みます。
武者小路千家
男性は、両膝の間にこぶしがはいるくらいのゆとりをとり、女性は膝をあまり割らずに正座します。
背筋を伸ばし、重心を少し後ろ側にかける気持ちで、両足の親指同士が軽く触れる程度に重ねます。
手は、亭主は両膝の上に置き、客は膝上に両手を軽く重ねて(左手上)置きます。
どの流派も基本的なところは似ているのですが、流派によって細かい作法で若干の差があります。
もちろん全部覚える必要はありません。必要なところをしっかりと覚えるようにしましょう
今回は正座の姿勢について各流派の姿勢を紹介いたします
表千家
男性は、両膝を安定する程度に広く開けて、女性は両膝の間にこぶしがはいるくらいあけて、ふつうは右足の親指を下に、左足の親指を上にして、足の親指だけ を重ね、腰と胸をはるようにして正座します。
手は、亭主は両膝の上に置き、客は手組して膝の上に置きます。右手左手どちらが上でも自然にします。
裏千家
男性は、両膝の間にこぶしが二つ、女性は両膝の間にこぶし一つがはいるくらいあけ、足は親指が重なる程度にかかとを開いて、腰をのせます。
両ひじを、男性 はこぶしを横に、女性はこぶしを縦にした形が入る程度に軽く張り、背筋をまっすぐに伸ばし、あごを少し引くようにして、顔はまっすぐ前方を見て正座しま す。
亭主は、両脇に卵が一つ入るくらいに肘をはなし、両手は自然に指をそろえ膝上に置きます。客は右手を上にして膝上で軽く組みます。
武者小路千家
男性は、両膝の間にこぶしがはいるくらいのゆとりをとり、女性は膝をあまり割らずに正座します。
背筋を伸ばし、重心を少し後ろ側にかける気持ちで、両足の親指同士が軽く触れる程度に重ねます。
手は、亭主は両膝の上に置き、客は膝上に両手を軽く重ねて(左手上)置きます。
どの流派も基本的なところは似ているのですが、流派によって細かい作法で若干の差があります。
もちろん全部覚える必要はありません。必要なところをしっかりと覚えるようにしましょう
茶道の作法~立ち方
茶道の作法についてはそれぞれの流派で特徴があります。
今回は立ち方について表千家、裏千家、武者小路千家の作法を解説します。
表千家流の立ち方
両手をそれぞれ両膝頭にあてて、両足の位置をそのまま動かさないで、腰を浮かせて、ゆっくりと身体が揺れないようにして立ち上がります。立ち上がったとき、両足がそろっているようにします。 (片足が引けていてはいけません)
裏千家流の立ち方
両手を膝に軽くあてたまま、 両足を同時に爪立て、かかとの上に腰をのせ、腰から上の姿勢をくずさないようにして、 両足のかかとを揃えます。 立ち上がるとき、下座の方の膝を立てるのを原則としますので、 普通の席では、右膝を少し立て、両手は立ちあがるにつれて両脇へおろし、まっすぐに立ちあがります。 この時右足が、左足より半歩前にありますので、左足から前に進みます。
武者小路千家流の立ち方
両足を同時につま立て、かかとの上に腰をのせ、片足を少し前に出し、出した足の膝を少し高くし、左右両かかとの上に上体を一度安定させ、上体を突き上げるようにして立ち上がり、立ち上がったら足をそろえます。
このように、作法ばかりをみていると一見堅苦しいような感じがするかもしれません。
しかし茶道は日本の誇り高き文化であり、その姿は実に無駄のない、美しい形となっているのです。
日本人として日本人の文化をしるためにも作法についての知識を覚えておきましょう。
今回は立ち方について表千家、裏千家、武者小路千家の作法を解説します。
表千家流の立ち方
両手をそれぞれ両膝頭にあてて、両足の位置をそのまま動かさないで、腰を浮かせて、ゆっくりと身体が揺れないようにして立ち上がります。立ち上がったとき、両足がそろっているようにします。 (片足が引けていてはいけません)
裏千家流の立ち方
両手を膝に軽くあてたまま、 両足を同時に爪立て、かかとの上に腰をのせ、腰から上の姿勢をくずさないようにして、 両足のかかとを揃えます。 立ち上がるとき、下座の方の膝を立てるのを原則としますので、 普通の席では、右膝を少し立て、両手は立ちあがるにつれて両脇へおろし、まっすぐに立ちあがります。 この時右足が、左足より半歩前にありますので、左足から前に進みます。
武者小路千家流の立ち方
両足を同時につま立て、かかとの上に腰をのせ、片足を少し前に出し、出した足の膝を少し高くし、左右両かかとの上に上体を一度安定させ、上体を突き上げるようにして立ち上がり、立ち上がったら足をそろえます。
このように、作法ばかりをみていると一見堅苦しいような感じがするかもしれません。
しかし茶道は日本の誇り高き文化であり、その姿は実に無駄のない、美しい形となっているのです。
日本人として日本人の文化をしるためにも作法についての知識を覚えておきましょう。
茶道の作法~座り方
茶道は昔から茶人の長い経験と創意工夫により、時間をかけて洗練されてきた伝統文化です。
茶道の作法をしっかりと学ぶ事で、人前に出て恥ずかしくない行動を自然と出来るようになりますので茶道の作法についてもしっかりと理解するようにしましょう。
今回は座り方について解説します。
表千家流の座り方
両足を並べて自然に座ります。片足を引いて座ってはいけません。
裏千家・武者小路千家流の座り方
片足を少し前にし、上体を沈め、後ろの足の膝、出した足の膝の順につき、両膝をそろえながらすわります。※両足をそろえて膝からすわらないようにします。
作法についてそれぞれの流派により違いはあります。どれが絶対かなど画一的な基準など当然にありません。
逆に画一的な解答を求める事自体がナンセンスなのです。
茶道は芸術です。絵師に個性があるように茶道にも流派によって個性があり、それぞれの美しさがあるのです。
茶道の作法をしっかりと学ぶ事で、人前に出て恥ずかしくない行動を自然と出来るようになりますので茶道の作法についてもしっかりと理解するようにしましょう。
今回は座り方について解説します。
表千家流の座り方
両足を並べて自然に座ります。片足を引いて座ってはいけません。
裏千家・武者小路千家流の座り方
片足を少し前にし、上体を沈め、後ろの足の膝、出した足の膝の順につき、両膝をそろえながらすわります。※両足をそろえて膝からすわらないようにします。
作法についてそれぞれの流派により違いはあります。どれが絶対かなど画一的な基準など当然にありません。
逆に画一的な解答を求める事自体がナンセンスなのです。
茶道は芸術です。絵師に個性があるように茶道にも流派によって個性があり、それぞれの美しさがあるのです。
茶道の作法~お辞儀の仕方
茶道とはただお茶を飲むのではなく、点前を通じ規律正しさ、人との接し方、手の運びや身体全体の動作など、儒教で言うところの五つの徳(仁・義・礼・智・信)にかなった行動を教え導くものです。
その五つの徳(仁・義・礼・智・信)にかなった行動をしっかりと出来るようになるためにも茶道における作法を身につける必要があるのです。
今回はお辞儀の仕方について各流派ごとの解説を加えたいと思っています。
表千家流のお辞儀の仕方
両手を八の字につきます。
このとき、女性は両手を約七~八センチあけ、男性は二十センチほどあけます。頭だけを下げるのではなく、体全体を前に下げるつもりで、三十度くらいの角度に自然にお辞儀します。
裏千家流のお辞儀の仕方
両手の指先を揃えます。
お辞儀は、「真」、「行」、「草」の三種類のお辞儀があります。
「真」のお辞儀は、 両手を静かに膝の前に下ろし、手が下がるにつれて上半身を自然に前へ進め、掌を全部畳に付けます。背筋を伸ばしたまま、お腹を膝に付けるくらい上体を前にかがめます。掛け物を拝見したり、主客の総礼、客がお茶を頂くときにします。
「行」のお辞儀は、背筋を伸ばして上体を前にかがめ、手の指の第二関節から先が畳に付くまで下げます。客同士の挨拶のときにします。
「草」のお辞儀は、指先を膝の前の畳に付けて、上体を軽く前に下げます。 亭主が点前の途中でします。
武者小路千家流のお辞儀の仕方
両手は、左手が前になるように、膝前で軽く合わせ、指先を軽く畳につけ、背筋を伸ばし丁寧に頭を下げます。
お辞儀をする上で一番大切な事は、頭を上げるときに早く上げすぎたりして軽々しくみえることのないように注意して心がける事です。下げるときよりも心もちゆっくり上げます。このようにすれば自然に丁寧な印象を相手にあたえることができます。
このように相手に対して気を配りる事をごく自然にできるようになった時、自然と五つの徳、仁・義・礼・智・信にかなった行動を当たり前のようにできるようになるのです。
その五つの徳(仁・義・礼・智・信)にかなった行動をしっかりと出来るようになるためにも茶道における作法を身につける必要があるのです。
今回はお辞儀の仕方について各流派ごとの解説を加えたいと思っています。
表千家流のお辞儀の仕方
両手を八の字につきます。
このとき、女性は両手を約七~八センチあけ、男性は二十センチほどあけます。頭だけを下げるのではなく、体全体を前に下げるつもりで、三十度くらいの角度に自然にお辞儀します。
裏千家流のお辞儀の仕方
両手の指先を揃えます。
お辞儀は、「真」、「行」、「草」の三種類のお辞儀があります。
「真」のお辞儀は、 両手を静かに膝の前に下ろし、手が下がるにつれて上半身を自然に前へ進め、掌を全部畳に付けます。背筋を伸ばしたまま、お腹を膝に付けるくらい上体を前にかがめます。掛け物を拝見したり、主客の総礼、客がお茶を頂くときにします。
「行」のお辞儀は、背筋を伸ばして上体を前にかがめ、手の指の第二関節から先が畳に付くまで下げます。客同士の挨拶のときにします。
「草」のお辞儀は、指先を膝の前の畳に付けて、上体を軽く前に下げます。 亭主が点前の途中でします。
武者小路千家流のお辞儀の仕方
両手は、左手が前になるように、膝前で軽く合わせ、指先を軽く畳につけ、背筋を伸ばし丁寧に頭を下げます。
お辞儀をする上で一番大切な事は、頭を上げるときに早く上げすぎたりして軽々しくみえることのないように注意して心がける事です。下げるときよりも心もちゆっくり上げます。このようにすれば自然に丁寧な印象を相手にあたえることができます。
このように相手に対して気を配りる事をごく自然にできるようになった時、自然と五つの徳、仁・義・礼・智・信にかなった行動を当たり前のようにできるようになるのです。
茶道の作法~襖の開け方
和敬清寂とはお茶の精神をあらわす禅語です。千利休が唱えたといわれています。「和」「敬」は主客相互の心得であり、「清」「寂」は茶庭や茶室に関連する心得になります。このお茶の精神を理解するためにも茶道の作法を覚える事は非常に大切なのです。
では今回は襖の開け方について説明します。
和室では立って襖を開けることはありません。必ず座って開けます。
まず、襖の正面に座ります。
表千家
襖の引き手に近いほうの手を襖の引き手にかけて、三分の二ほど開け、次に反対の手で、襖の枠の下から一尺(30cm)ほどのところにかけて、開け切ります。
裏千家
襖の引き手に近い方の手を襖の引き手にかけて、手が入る程度に襖を開け、その手を襖の枠の下から八寸(24cm)ほどのところにかけ、体の中央まで開け、次に反対の手で残りを開けます。このとき、全部開けきらず閉めるときに手がかりになる分だけ少し残します。
武者小路千家
これから襖を引く方向の手を引き手にかけ、三分の一程あけ、次に反対の手(柱つきの手)で襖の枠の下の方を押して、襖の幅の四分の三ほどを開けます。
部屋の内からあけるときは、襖を引く方向へ斜めにすわり、襖を引く方向の手を引き手にかけて三分ほどあけ、反対の手で襖の枠の下方に手をかけ、四分の三まであけます。
※ 出入り口の建具の幅が、半間の四分の三程であれば全部あけますが、半間またはそれ以上の場合は、半間の四分の三ほどまで開け、あと四分の一ほどは開け残します。人の出入りには二尺四五寸程で十分なので無駄をはぶくとともに、手を伸ばしすぎた姿勢の乱れを嫌ったものといいます。
それぞれの流派によって襖の開け方にも差異があります。全体を見てはじめて自分がみえてくるということはよくあるものです。
どの流派というこだわりを持つ事は素晴らしい事ですが。自分が好きな流派以外の作法もしっておくと後で視野が広くなるので覚えておきましょう。
では今回は襖の開け方について説明します。
和室では立って襖を開けることはありません。必ず座って開けます。
まず、襖の正面に座ります。
表千家
襖の引き手に近いほうの手を襖の引き手にかけて、三分の二ほど開け、次に反対の手で、襖の枠の下から一尺(30cm)ほどのところにかけて、開け切ります。
裏千家
襖の引き手に近い方の手を襖の引き手にかけて、手が入る程度に襖を開け、その手を襖の枠の下から八寸(24cm)ほどのところにかけ、体の中央まで開け、次に反対の手で残りを開けます。このとき、全部開けきらず閉めるときに手がかりになる分だけ少し残します。
武者小路千家
これから襖を引く方向の手を引き手にかけ、三分の一程あけ、次に反対の手(柱つきの手)で襖の枠の下の方を押して、襖の幅の四分の三ほどを開けます。
部屋の内からあけるときは、襖を引く方向へ斜めにすわり、襖を引く方向の手を引き手にかけて三分ほどあけ、反対の手で襖の枠の下方に手をかけ、四分の三まであけます。
※ 出入り口の建具の幅が、半間の四分の三程であれば全部あけますが、半間またはそれ以上の場合は、半間の四分の三ほどまで開け、あと四分の一ほどは開け残します。人の出入りには二尺四五寸程で十分なので無駄をはぶくとともに、手を伸ばしすぎた姿勢の乱れを嫌ったものといいます。
それぞれの流派によって襖の開け方にも差異があります。全体を見てはじめて自分がみえてくるということはよくあるものです。
どの流派というこだわりを持つ事は素晴らしい事ですが。自分が好きな流派以外の作法もしっておくと後で視野が広くなるので覚えておきましょう。
茶道の作法~襖の閉め方
わび、さびとは茶道の理念をあらわす言葉です。
「わび」とは不自由で満たされない状態でありながら、反対の自由で満たされた境地を得るということで、言葉のもつ意味が克服されて、それよりずっと高い心の境地を目指すことをいいます。
私の持論なのですが、不自由なときこそ自由なのだと思います。
一見、矛盾したように思えるでしょう。
しかし、不自由の中にある時こそ自由について考えるものだと思います。
礼儀や作法についてもそうです。真に意味での自由を知るために、不自由である作法をしっかりとマスターしましょう。
それでは今回は襖の閉め方について解説します。
表千家
襖の引き手に近いほうの手で三分の二分ほど閉め、手をかえて閉め切ります。
裏千家
襖に近い方の手で下から八寸(24cm)ほどのところを逆手に持ち、襖を中央まで引き出します。反対の手で持ち替えて建て付けにあたるところまで引き、その手を引手にかけて、静かに最後まで閉めます。
武者小路千家
女性の場合は、部屋の内から閉めるときは、襖に体を斜めにしてすわり、襖を引く方向の手で襖の下方をつまんで七分程度引きます。反対の手を引き手にかけ閉めきります。部屋の外から閉めるときは、茶道口の正面にすわり、襖を引く方向の手で沸くの下方を持ち、七分ほど引き出し、反対の手を引き手にかけて閉めきります。
男性の場合は、部屋の内から閉めるときは、襖に斜めにすわり、襖を引く方向の手を引き手にかけて七分ほど閉め、反対の手を引き手にかけて閉めきります。部屋の外から閉めるときは、茶道口の正面にすわり、襖を引き出す方向の手を引き手にかけて七分ほど閉め、手をかえて引き手にかけ襖を閉めきります。
「わび」とは不自由で満たされない状態でありながら、反対の自由で満たされた境地を得るということで、言葉のもつ意味が克服されて、それよりずっと高い心の境地を目指すことをいいます。
私の持論なのですが、不自由なときこそ自由なのだと思います。
一見、矛盾したように思えるでしょう。
しかし、不自由の中にある時こそ自由について考えるものだと思います。
礼儀や作法についてもそうです。真に意味での自由を知るために、不自由である作法をしっかりとマスターしましょう。
それでは今回は襖の閉め方について解説します。
表千家
襖の引き手に近いほうの手で三分の二分ほど閉め、手をかえて閉め切ります。
裏千家
襖に近い方の手で下から八寸(24cm)ほどのところを逆手に持ち、襖を中央まで引き出します。反対の手で持ち替えて建て付けにあたるところまで引き、その手を引手にかけて、静かに最後まで閉めます。
武者小路千家
女性の場合は、部屋の内から閉めるときは、襖に体を斜めにしてすわり、襖を引く方向の手で襖の下方をつまんで七分程度引きます。反対の手を引き手にかけ閉めきります。部屋の外から閉めるときは、茶道口の正面にすわり、襖を引く方向の手で沸くの下方を持ち、七分ほど引き出し、反対の手を引き手にかけて閉めきります。
男性の場合は、部屋の内から閉めるときは、襖に斜めにすわり、襖を引く方向の手を引き手にかけて七分ほど閉め、反対の手を引き手にかけて閉めきります。部屋の外から閉めるときは、茶道口の正面にすわり、襖を引き出す方向の手を引き手にかけて七分ほど閉め、手をかえて引き手にかけ襖を閉めきります。
茶道の作法~席入りの仕方
茶道とは茶を心から誠意をもって客を招く為にあります。
それを実現するには礼儀や作法は必須です。
今回は席入りの仕方について解説します。
ではそれぞれの流派による座敷の入り方を紹介します。
表千家
茶席の入り口に、膝の前に扇子を横に置いて座り、襖の引手に近い方の手で三分の二くらい開け、残りの三分の一は反対の手で押して開けきります。軽く一礼して、扇子を前に進め、両手を畳について、軽くにじって腰を浮かせるようにして入ります。茶席に入ったら、扇子を右手に持って立ち上がります。正客以外は、にじり入ったら、扇子を膝前に置いて正客に一礼してから立ち上がります。最後に席入りし、戸を閉める場合は、引き手に近い方の手で三分の二くらい閉め、残りの三分の一は反対側の手で閉めます。表千家では、床前が正客座です。したがって下座床の席でも、正客は床の前に座ります。座る位置は疊の縁から約八寸(畳目で十六目)下ったところに座ります。
裏千家
茶席の入り口に、扇子の要が右を向くように膝前に扇子を置いて座り、襖の引手に、近い方の手をかけます。手が入るほど少し開け、そのまま引手から手をおろし、三分の二程度まで開け、手をかえて、残りを開けきります。茶席の内側をひととおり見て、前の人の位置や、自分が向かう方向について確認します。扇子を前に進め、座ったままにじって入ります。最後に席入りし、襖を閉める場合は、開けたときの動作の逆となります。近い方の手で襖を引き寄せ、手をかえて残りを閉め、最後は引手に手をかけて閉めきります。茶室の中に先客がいるときには、その方へ膝を向け、扇子を前にしてお辞儀をします。扇子を持って立ち上がり、畳のへりを踏まないように席につきます。座る位置は、畳縁から八寸(畳目で十六目分)下がったところに座ります。
武者小路千家
茶席の入り口に、扇子を前に置いて座り、これから建具を引く方向の手を引手にかけて三分の一程あけ、次に反対の手で建具の幅の四分の三ほどをあけます。両手をついて一礼し、席中を見ます。右手に扇子を持ち、席に入ります。最後に席入りし、襖を閉める場合は、襖に向いて斜めに座り、これから建具を引く方向の手で襖の下方を持って引き出し、七分どおり引き、反対の手を引手にかけて、閉めきります。座る位置は、広間では畳と膝の間に懐紙がゆっくり置ける程度(自分の手のひらが入るくらい)にゆとりを持たせて座ります。畳目何目に座るとかには拘りません。
大寄せの茶会では、席入りに時間をかけないようにするため立ったままの席入りを誘導する場合が多くあります。この場合には、その場の状況や相客の対応に合わせるようにします。
少し細かくて覚えずらいでしょうが、少しずつあせらず覚えていきましょう。
それを実現するには礼儀や作法は必須です。
今回は席入りの仕方について解説します。
ではそれぞれの流派による座敷の入り方を紹介します。
表千家
茶席の入り口に、膝の前に扇子を横に置いて座り、襖の引手に近い方の手で三分の二くらい開け、残りの三分の一は反対の手で押して開けきります。軽く一礼して、扇子を前に進め、両手を畳について、軽くにじって腰を浮かせるようにして入ります。茶席に入ったら、扇子を右手に持って立ち上がります。正客以外は、にじり入ったら、扇子を膝前に置いて正客に一礼してから立ち上がります。最後に席入りし、戸を閉める場合は、引き手に近い方の手で三分の二くらい閉め、残りの三分の一は反対側の手で閉めます。表千家では、床前が正客座です。したがって下座床の席でも、正客は床の前に座ります。座る位置は疊の縁から約八寸(畳目で十六目)下ったところに座ります。
裏千家
茶席の入り口に、扇子の要が右を向くように膝前に扇子を置いて座り、襖の引手に、近い方の手をかけます。手が入るほど少し開け、そのまま引手から手をおろし、三分の二程度まで開け、手をかえて、残りを開けきります。茶席の内側をひととおり見て、前の人の位置や、自分が向かう方向について確認します。扇子を前に進め、座ったままにじって入ります。最後に席入りし、襖を閉める場合は、開けたときの動作の逆となります。近い方の手で襖を引き寄せ、手をかえて残りを閉め、最後は引手に手をかけて閉めきります。茶室の中に先客がいるときには、その方へ膝を向け、扇子を前にしてお辞儀をします。扇子を持って立ち上がり、畳のへりを踏まないように席につきます。座る位置は、畳縁から八寸(畳目で十六目分)下がったところに座ります。
武者小路千家
茶席の入り口に、扇子を前に置いて座り、これから建具を引く方向の手を引手にかけて三分の一程あけ、次に反対の手で建具の幅の四分の三ほどをあけます。両手をついて一礼し、席中を見ます。右手に扇子を持ち、席に入ります。最後に席入りし、襖を閉める場合は、襖に向いて斜めに座り、これから建具を引く方向の手で襖の下方を持って引き出し、七分どおり引き、反対の手を引手にかけて、閉めきります。座る位置は、広間では畳と膝の間に懐紙がゆっくり置ける程度(自分の手のひらが入るくらい)にゆとりを持たせて座ります。畳目何目に座るとかには拘りません。
大寄せの茶会では、席入りに時間をかけないようにするため立ったままの席入りを誘導する場合が多くあります。この場合には、その場の状況や相客の対応に合わせるようにします。
少し細かくて覚えずらいでしょうが、少しずつあせらず覚えていきましょう。
床の拝見の仕方
日本の伝統文化である茶道について理解することは茶道だけに活きるものではありません。日常生活における様々な部分で非常に役に立ちます。作法などは面倒だといって毛嫌いしてしまう気持ちは隅に置き、その作法はどういう意味があるのかという観点から覚えるといいと思います。
それでは今回は床の拝見の仕方を紹介します。
席中に入ったら、まず床前に進み、床正面に座り、扇子を膝前において、一礼してから、両手を畳についたまま、掛物を拝見します。次に、花と花入を拝見します。香合がある場合には、香合を拝見しましょう。
拝見が済んだら、一礼して立ち上がります。
床の拝見の仕方においても各流派で作法が異なってきますので、それぞれの流派の作法を紹介します。
表千家
花入れが掛物の前にある時は、そのままで花入れを拝見します。床柱に花入れがかかっている場合は、そのほうに向き直って、花と花入れを拝見し、もう一度床の掛物の前に向き直って、軽く一礼して立ち上がります。
裏千家
花入に向かって扇子と膝を動かして拝見します。拝見が終わったら、正面に向き直って、一礼をします。
武者小路千家
花が床柱にあるときには、そのほうに向いて一礼して拝見しますが、花入が掛物の前にあるときは、掛物を拝見したあと、そのままで花を拝見します。
床の拝見の仕方というこれも細かいことですが一つ一つの作法が有機的に結びついて茶道として活きてくるのでしっかりと覚えましょう。
茶道の作法~釜の拝見
床の拝見がすんだら、次は釜の拝見です。今回は釜の拝見について説明します。
少し話しが脱線しますが、茶道は主客の一体感を旨とし、茶碗に始まる茶道具や茶室の床の間にかける禅語などの掛け物は個々の美術品である以上に全体を構成する要素として一体となり、茶事として進行するその時間自体が総合芸術とされています。
つまり一つ一つの作法などが有機的に結びついて日本の伝統芸術足りえているのです。
釜の拝見の作法にも重要な意味があるのです。それを実践する事によって感じ取って頂ければと思います。
さて本題に戻します。
床の拝見が終わったら、踏込畳(お点前をされる方の入り口)の前へ行って、道具畳(お点前の道具が置かれている畳)へ進みます。道具畳では、風炉または炉の前に座って、扇子を膝前において、両手を前についたまま、拝見します。棚があれば、棚や飾ってある水指や茶器などを拝見します。
釜の拝見でも各流派ごとの特色があるので三千家の作法はしっかりと覚えておきましょう。
表千家
風炉の場合は、風炉釜の前に座り、釜や炭の様子、風炉先、棚があれば棚や飾ってある水指や茶器などを拝見します。炉の場合は、最初に炉正面へ向いて座り、釜や炉中の様子、炉縁などを拝見し、棚があれば、棚前に向き直って、拝見します。道具畳での拝見にはおじぎはしません。
裏千家
かぎ畳を回って点前座にすすみます。風炉釜の正面に座り、釜や風炉、灰形を拝見します。棚があれば、畳中央に座り扇子を前にして棚や飾ってある水指や茶器などを拝見します。炉の場合は、最初に炉正面へ向いて座り、釜や炉中の様子、炉縁などを拝見し、棚があれば、棚前に向き直って、棚や飾ってある水指や茶器などを拝見します。道具畳の拝見では礼はしません。
武者小路千家
畳のへり角を通って踏込畳から点前畳にすすみます。釜正面に座り、扇子を前にして、一礼します。棚のある場合は、まず棚に向いて軽く一礼し拝見し、そのあと釜正面に向きます。
釜の拝見が終わりましたら、扇子を持って立ち上がり、茶道口の前に戻って、自分の席につきます。
何事も経験と学習なのでしっかりと覚えておきましょう。
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