日本の伝統文化茶道について解説します

茶道の点前

茶道の点前とは

8cha.jpg茶道においては点前という単語をよく使います。

では点前とは一体どういう意味なのでしょうか。

点前とはお茶を点てることをいいます。

茶道の点前を簡単に説明すると、お茶を点てる道具を茶席に運び出して置きつけ、客の前で茶器、茶碗などを清め、茶碗をお湯で温めます。そこへ抹茶を入れ、湯を注ぎ、茶筅でかき回します。点てた抹茶を客へ出し、最後に使った道具をもう一度、清めて、元の場所へ片付け、道具を持ち帰ることをいうのです。

つまり点前とは客に茶を点てて差し上げるという具体的な一連の所作の事をいうのです。

まず点前の意味をしっかりと理解しよう。

茶道における点前の学び方①

10cha.jpg 茶道とは、一杯のお茶を少しでもおいしく召し上がっていただくこと、ただそのことのためだけに、ひたすら心を砕いてお茶を点(た)てることにその本質があります。

 そして、客も、こうした心遣いをよく理解して、心からの感謝の気持ちを表わし、ここに主客の間に、心と心の交流ができあがる、これを究極の目的としている。つまり「一期一会」今生でただ一度の茶である覚悟で参会するといところに茶道の本質があるのです。

点前はこの茶道の本質を追求する中で生まれたのです。千利休により不必要なものは全て捨て去り、心を込めた、暖かいお茶を、少しでもおいしく召し上がっていただくために最小限必要な所作に凝集させた、いわゆる草庵点前として完成されたのです。

もっともそれ以前の点前も残っており、その数は数十にのぼります。

茶道における点前の学び方②

茶道の稽古は、存在する点前を順次修得させるかたちで進行するのですが、その順序は、最初に利休の完成した草庵点前から学びます。

なぜなら利休の完成した草庵点前は所作としては一番シンプルだからです。

まず草庵点前を習得させ、次いで順次過去の、複雑で、格式の高い点前を遡って稽古していく形が一般的です。

 しかし、草庵点前は、所作は簡単であるが、その単純な、茶を点てるだけの所作の中に、亭主の、客に対する心からのもてなしの気持ちを込めなければならず、これを達成することは、非常に難解な事なのです。

 そこでまず千利休の草庵点前の所作を学び、過去に遡って次々に複雑な点前を修得していき、習得したらその古法の形は捨てて、その心を草庵点前に生かすように努めなければなりません。

点前の稽古は古法に則って行うのが定石ですが、ただ真似るだけでは創意工夫がなく自分の茶ではなくなるので、古法を習得した時にはそれを基礎にしつつ自分自身が創意工夫をして自己の茶を確立するようにしましょう。


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