日本の伝統文化茶道について解説します

濃茶について

濃茶とは

1k.jpg濃茶(こいちゃ)とは抹茶の一種で、玉露などと同じく若芽や若葉の時期に覆いをかぶせ直射日光が当たらないように栽培した茶の古木の新芽を蒸して乾燥したものを茶臼でひいてつくられたものになり、薄茶に対する語です。

茶の量に対し湯の量が少ないため、茶がとろりとしているところからつけられた名称なのです。

薄茶は点(た)てるというのに対し、濃茶は通常、練るといいます。

具体的には薄茶が通常、一服1.75グラムであるのに対し、濃茶は3.75グラムで茶を練っていきます。

濃茶の練り方

2k.JPG今回は濃茶の練り方を解説します。

茶の湯では、一人分が茶杓にたっぷり三杓の茶を目安として、まず一人一杓あてで人数分の茶を茶碗に入れてから、茶入を両手で手前に回しながら残りの茶を入れ、湯を必要量の半分程度を茶碗に入れ、茶筅で茶を少しずつ湯にとかし固練りしてから、服(飲み具合)のよいほどに湯を足して練り上げます。

補足ですが、濃茶が美味しいのは、細かく言えば、濃茶の湯の量を始めに40%、次に60%を入れるぐらいでしょう。湯の使いについては千利休のころから、「湯の扱いは、四分は自分に使い、六分を地に返す。」といわれているぐらいですから。

ちなみにこれは、濃茶の湯の量をあらわしています。




濃茶の飲み方

3k.jpg茶事においては、濃茶が最も大切なもてなしとされており、通常、一碗の茶を三人から五人くらいで飲み回します。亭主の方から「何人様で召し上がってください」と指定があるのが普通で、連客を考えながら三口半ほどずつ飲みます。

この濃茶の飲み回しを「吸い茶」と言い、利休が始めたとされます。

濃茶のときは茶碗に古帛紗を添えて出されます。客はそれを使ってもよいが、懐中から自分の古帛紗を取り出し、一つ広げてその上に茶碗をのせて口に運ぶのがよいでしょう。

飲み回しにするので、飲み口を茶巾か懐紙で二、三度拭い、茶碗の正面をもとに戻して次客に送る。拭う時は力を入れすぎたり、茶碗の内側深くまで拭かないように、口が当たったところだけ軽く清めるようにこころがけましょう。

そして濃茶が冷めないように早く回すため、慣れた人は茶碗を手渡ししますが、慣れていない方は畳の上に置いてわたした方が楽です。


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