菓子について
菓子についての基礎知識
茶道においては、お茶の味を引き立たせてくれる菓子は欠かせないものです。そこで今回は菓子について解説を加えたいと思います。
菓子 は、大別して「主菓子(おもがし)」と「干菓子(ひがし)」に分かれ、濃茶には主菓子、薄茶には干菓子が用いられます。
近年は、薄茶のみの場合にも主菓子・干菓子の両方を出す事も多くなっています。
菓子 は、元々は漢語で「果物」の意味で、日本でも近世頃までは菓子を果物の意味として使っていましたが、江戸時代には果物を「水菓子」と呼ぶようになり、菓子の語は現在のような使われ方をするよう至ります。
ちなみにお茶の菓子(かし)は、お茶の美味しさを引き立てること、さりげなく四季折々の自然の趣を思い起こさせるものが、味わいもあり相応しいものとされています。
菓子の種類①~主菓子
主菓子は生菓子ともいいます。そして主菓子の大切な条件の一つは奥床しさにあるとされています。
素朴な形、野趣ある味、そして優雅な銘が好まれます。
主菓子は饅頭や餅菓子、羊羹、金団、練切などの、ボリュームのあるお菓子が使われます。
自然や四季折々のものをイメージして作られているものを使い、1月だと新年にふさわしいおめでたい菓子、2月は一足早い春を喜ぶ梅にちなんだものなどが使われます。菓子にはそれぞれ情緒ある銘がついていて、季節感を盛り上げてくれます。
菓子の種類②~干菓子
干菓子(ひがし)とは 生菓子に対して、水分の少ない乾いた菓子をいう。奈良時代から平安時代にかけての干菓子は、木の実の皮をむいたり、蒸したりして乾燥させたものをいい、寒食(かんしよく)の具という意味で寒具(ひがし)とも書いた沿革があります。干菓子の代表が、落雁や有平糖、金平糖、煎餅などの菓子です。
また干菓子は、その形や彩りの冴えた美しさが命であるとされます
主菓子同様、四季に関する自然を模ったものが多く、目でも客人を楽しませてくれます。
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